だいぶ暖かくなってきて、川面に小魚が見えるようになってきた。そうなると、川の中はエビやらどじょうやらギバチやらおたまじゃくしやらいろいろなもので賑わってくる。

毎年この季節になると子どもと一緒にバケツを持って川原でバーベキューをしながら魚捕りをする。
取った魚は食べるわけではなくて、そのまま持って帰って水槽で飼っている。ザリガニなんかも取れるけど、あれは一緒に入れたものを全部食べちゃうから困り者。水草なんかも根っこまで、なくなるまですべて食べてしまうので、最終的にはザリガニしか残らない。

ナマズ系の魚も一緒。ハゼ系の肉食魚はまだ控えめだけど、ナマズ系の魚は、お腹がパンパンになるまで食べきってしまう。
一度小さな川魚数匹と入れていたけど、翌朝には全部食べられていた。単独で飼うしかない。

4月の中旬を過ぎると川の水温が上がるからだろうか、川原でバーベキューをする人間の数と同じくらいエビや魚の数が増えている。
いずれも網ですくうのだが、エビなどは数回すくうとたくさんの数になる。
そんなエビに紛れて、たまにどじょうや大きな魚の取れたときはうれしい。
バケツに入れて家に持って帰って、家の水槽の中で、去年取った仲間たちと一緒にしてやる。もしかしたら家族かもしれないし。
いやきっと遠くない祖先はつながっているだろう。
外敵のいない水槽の中だから、快適に過ごしている。1年過ごした仲間たちは、1代目なのか２代目なのかわからないが、仲良くやって欲しい。食べないでね。