借金を返せなくなった場合、最終的には所有している財産を失うことにもなりかねません。
不動産や、自動車など重要な価値がある動産について、債権者が差し押さえをすることにより換価の手続きを進めてきます。
差し押さえがなされた財産は、裁判所の手続きにより競売に付される事になります。
競売は法律上の手続きですので、公平性はあるのですが、どうしても売却価格が低めに落ち着く傾向があります。
特に不動産の競売の場合にそれは顕著です。
債務者としては、より高い金額で売却できれば自分の手元に残る金額があるかもしれませんし、債権者としても高い金額であれば自分に配当される金額も多くなります。
そういった事情をふまえて、裁判所の
競売手続きによらず、民間の業者が主導して任意売却の手続きが執られる事も珍しくありません。
ただ、任意売却には一定の経験と特有の知識や交渉力が必要なため、任意売却を専門に取り扱っている専門の業者に依頼したほうが手続き的には安心です。
