高校生の話ではありません。
青春映画の話でもありません。
今日の手術は18才のmix老犬、子宮蓄膿症の手術でした。
10日前から陰部より膿様の血液が排泄されており、もう4日も何も食べず、ついに元気がなくなりさすがに来院。
エコーと血液検査ですぐに子宮蓄膿症と診断。
さて、どうする?
「手術をお願いします。」ときっぱりその場で頼まれた飼い主さん。
実はこの子は今年の3月にも乳腺腫瘍の手術をしている子でした。
その時がうちでは初診だったんです。
「高齢は病気ではない。」と腫瘍科の先生のお言葉を胸に、麻酔をかけ手術に入ります。
実際はなんてことなく普通に終わりました。
手術が終わって1時間くらいしたら飼い主さんが面会に来られました。
まだぼーっとしているワンコをさすりながらちょっと泣いておられました。
しかし、それから1時間後、18才ワンコはすっくと立ち上がり、僕らに尾を振るくらいの回復を見せました。
さらに先ほどは出してくれと要求し、すたすたと普通に歩いて排尿のための軽いお散歩に出かけてしまいました。
恐るべし18才でした。