病院が大っ嫌いなニャンコ。
運悪く、ロープを飲み込んだ。
肛門からロープが出ているが、飼い主さんが引っ張っても痛がるだけで引き出せない。
それで来院された。
何とか麻酔をかけなければ、どうにもならない・・・。
ウシャアーッ!、シャー!、ウギャー、ビギャー!!
キック、キック、キック!!
左手がこうなって、右手も似たようなもの。
それでも何とか沈静をかけ、レントゲンを撮る。
ロープの反対側は胃の中でからまっていた。
途中、腸はアコーディオンのようにぎゅーっと締まっていた。
ロープが胃から肛門まで続いていた。
すぐに胃と腸を2ヶ所切ってロープを取り出した。
翌日猫はエリザベスカラーを自分ではずし、点滴チューブを噛み千切って、こっちを睨み、だけども鎮痛剤が良く効いているのかとてもご機嫌だった(汗)。
頭をなでさせてくれる。
だけど点滴チューブを触ろうとするとお怒りになる。
飼い主さんに連絡し、再びなんとか沈静をかけ、留置針(点滴するために腕の静脈に入れておく針)を抜いた。
さらに翌日、飼い主さんがお迎えに来られたら、とってもご機嫌で抱きついてゴロゴロ言いながら帰っていった・・・。
この怪我は飼い主さんには見せてない。
ニャンコは悪くないのだからね。
ちなみにこの日、僕自身の腰痛の続きで外科の病院へ行ったら、まだ血の止まらない腕を見た看護婦さんが「腰より腕の怪我の治療が必要では?」とおっしゃった(笑)。
「いや、これは全然大丈夫です、ちょっと猫にやられただけです。よくあることで慣れてますから。」と答えた。
看護婦さんはすごーく不審な目で僕を見ておられた。
猫を虐待している不審者に見えたかな・・・(笑)。
ま、ニャンコにとっては虐待と同じだろう。
http://www.bayer-pet.jp/pet/zoonosis/jiten/06.html
一般の人はこんな時、「猫ひっかき病(バルトネラ症)」に要注意。
上のURLを参考に。
僕はおそらく抗体を持っているようで、ほとんど腫れない。
でも、もしもリンパ節が腫れたら病院へ行こっと(笑)。