3日前にテニスボールを飲みこんだワンコが来ました。
レントゲンで胃を見ると、しっかりボールの陰影が写っていました。
すぐに命に関わることはないだろうけど、胃はこれを溶かして小腸に送ろうと一生懸命に酸を分泌します。
そのため、胃炎を起こし、ひどくなれば潰瘍になるかもしれません。
今日は絶食・絶水で来院されていました。
そこで、胃切開の準備をしておき、まずは全身麻酔後、内視鏡でチャレンジです。
内視鏡にはもともと胃や直腸の中を観察するためだけのものではなく、ポリープや腫瘤を採るための道具でもあります。
そういうときに使う付属品があるのです。
はさみになっているものや、わっかを作って相手を挟んでしまうものなどです。
今日はわっかでボールを締め付けてゆっくり胃から引っ張り出しました。
口から出たときには見ていたスタッフも「おおー!」と歓声があがりました。
内視鏡のお手柄です。
内視鏡で取れなければ、胃切開になりますから当然痛いし絶食もl必要だし、入院しなければなりません。
本日のワンコは夕方には何事もなかったかのように帰って行きました(笑)。