昨日は避妊手術だけの予定が、突然、帝王切開や膀胱切開が入ってきて、大忙しだったのに、今日は何故かとても暇(笑)。
何年か前のレントゲン写真を整理しながら、珍しく2日連続で更新してみることに(笑)。
このレントゲン写真は猫のお腹です。
写真の上が背骨で、右側に骨盤が写っています。
その骨盤の方へ左下からごろごろといくつもの塊が続いていますが、これがウンチの塊です。
このニャンコは巨大結腸症という病気にかかり、自分で排便することができなくなりました。
交通事故などで骨盤骨折し、骨盤が変形して狭くなっているような場合にも起こりやすくなります。
このニャンコの直接的な原因は不明な病気ですが、ずっと1匹で飼われていたところに、新しく子犬がやってきました。
そのため、今まで自分が寝転んでいた場所に居辛くなったり、おちついてトイレに行けなくなったため、ストレスとか便秘から発症したものと思います。
飼い主さんは何年にもわたって、浣腸や食事療法などで頑張っておられたが、「もう限界です〜。」ってことで、結腸を全部摘出しました。
盲腸の近くと肛門の近くの直腸を直接繋ぎ合わせる手術です。
しばらくは軟便が出ていましたが、現在はまったく普通の生活をしています。