2,3日前の症例。
中型オスワンコの精巣が腫れたと来院された。
どれどれ?と、見てびっくり。
すごい大きさでした。
右側のは萎縮して小さくなってしまった精巣。
決してかわいがっておられないわけではない。
それなりにかわいがっておられるのだ。
陰茎横の皮下の陰睾であり、普段から玉玉が一つしか見えなかった。
外で飼っておられ、お腹の下を覗き込む機会がほとんどなかったため、こんなになるまで発見が遅れてしまった。
こういうケースではやはりうちの中で飼ってもらっていて、いつも体を触ってもらっている動物や、外で飼ってあってもしょっちゅうなでられたり触られたりしている動物のほうが圧倒的に病気の発見が早い。
普段からのスキンシップはとても大切なんだと思う。
現在病理検査の結果を待っているところ。
ワンコはすこぶる元気である。