今日はまず朝一番で冷たくなって動かない2,3ヶ月令の子猫を診た。
息はしていた。
心臓も動いていた。
だけど体は硬直して硬くなり、今まさに死にかけているところ。
体温は32度まで下がっていた。
近所の人が拾って病院に連れて来られた。
復活したら飼ってもよいとのこと。
体にはノミだらけ。
糞にはマンソン烈頭条虫というサナダ虫の卵も見つかった。
カエルを食べて飢えをしのいでいたのだろう。
体を温めて、なんとか静脈にカテーテルを通し、ブドウ糖を点滴していたら自力で頭を上げるようになった。
数時間後、エサを食べるようにまで回復した。
そして、僕はまたしてもワンコの「子宮蓄膿症」の手術。
最近、異様に多い、どーしたことだ。
とりあえず、無事に手術を終えて、後をスタッフに任せて家族を連れて1泊の息抜きに出かけた。
明日は休診日。
入院しているわんにゃんの治療はスタッフが代わってくれる。
宿でくつろいでビールを飲んでいたらスタッフからメールが入った。
朝の子猫、多少元気が出てきたようだが、なんと両方の大腿骨が折れていたそうだ。
それで餓死寸前だったわけだ。
まず、命を救うこと、麻酔や手術に耐えることができるくらいに回復してくれたら両足の手術かな・・・。