普通の動物病院の診療日記

November, 2010
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shu

小さな町の動物病院の獣医師です。

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歯石取り、心タンポナーゼ、貧血、勉強会

今日(すでに昨日か)の午前中は暇だった。

 

昼からはヨークシャー・テリアくんの歯石取り。

夜は近隣のまじめな動物病院の先生たちとの勉強会が待っていた。

 

午後の診察もやっかいなのは来なくって、さあ、終了っていう間際になって・・・、フィラリアにかかっていた老犬が倒れた。

お腹がパンパンに膨れ、呼吸困難。

腹水を2.5リットルも抜いた。

そして心臓を包む膜と心臓の間に水が溜まっていた。

心臓の近くに針を刺して液体を抜いた。

600mlもあった。

 

その作業中に400gの子猫が輸血のため来院。

一昨日、ひどい貧血で死にかけていた子猫だった。

今日が2度目の輸血。

これをスタッフに任せて、輸血してもらい、なんとか終了。

自力で立ち上がってフードを食べられるまで復活してくれた。

 

近くのスーパーでおにぎりとパンを買ってきて、スタッフみんな立ったまま食べ、勉強会の約束に40分遅れて出席。

スタッフのみんな、よく頑張ってくれた!

 

勉強会を終え、うちに帰り、とりあえずビールを飲んで横になってテレビのニュースを見る。

はあ、もう2時近いじゃん。

寝よっと!

とりあえず、今日は元気です(笑)。

 

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この記事への返信
センセは大変ですね
記事だけ読んだらまるで「救命救急24時」
しかし輸血ってのを初めて知りました
あるんですか輸血する血。。。驚
Posted by かよこ | 07:50:15, Jul 13, 2005

かよこさん、こんにちは。

>記事だけ読んだらまるで「救命救急24時」
あはは、ほんとにそんなふうに感じますね。
でもぜんぜんそんなかっこいいもんじゃないですから(笑)。
ちょいと大げさな書き方でした(反省

輸血・・・、どうしても必要なときにしかしません。
輸血する血・・・、以前、動物の血液センターがあったのですが、つぶれてしまいました。
今は病院で調べられるキットで最低限の血液型の検査をし、次にクロスマッチ試験といって、与えるほうの血液ともらうほうの血液を使ってちょっとした検査をしてから輸血します。
念のためにショックを起こさないような薬をあらかじめ投与することもあります。

供血動物くんは病院によっては犬も猫も飼っているところがありますが、うちの病院にはいないので、スタッフの飼っている動物に助けてもらったり、ボランティアの飼い主さんに助けてもらったり、大慌てで探したりとたいへんです(笑)。
Posted by shu | 11:38:39, Jul 13, 2005


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