夕食を軽めにしていれば、朝食の食欲も本来はわくはず。だが社会人は飲むことも仕事のうち。軽い夕食は非現実的だ。そこで食欲がわかない朝食がダイエットの狙い目になる。
「食べる量は変わらないのに太る」と言う人が多いが、社会人の食べる量は学生の頃より確実に増えている。結婚を機にしっかり朝食を食べるようになったり、グルメを堪能する経済力も備わった大人の方がカロリー摂取量は多い。
四谷メディカルサロンの風本真吾院長は、「そんな大人に、ダイエットのセオリーである『朝食と昼食はしっかり。夕食を減らしてアルコールは控える。適度に運動を!』と指導してきたが、挫折者が多く成果が出なかった」と言う。社会人なら接待や職場の飲みニケーションも仕事のうち。一日の仕事を終えた後の食事は、重要なストレス発散の場でもある。そんな夕食に縛りをかけるのは実際問題難しい。
そこで風本院長が次善の策として考えたのが、朝食を抜く「朝だけダイエット」だ。毎食「腹八分目」を守るのは苦痛でも、いまいち食欲がわかない朝食をそのまま抜くのはカンタンだ。これで1日約400kcal減。1カ月で2〜3kgは減量できる。完全に絶食しなくてもいい。朝の水分補給は欠かせないので、低カロリーな野菜ジュースや海藻スープを取れば、不足しがちな栄養素を補える。
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