加齢臭は、皮脂の脂肪酸が過酸化脂質によって分解されることによって生成されるノネナールが原因です。
この分解プロセスには、身体の中の酸化反応が大きく関わっていますので、加齢臭の対策には、「いかに身体の中の酸化を抑えるか」という視点も大切なのです。
身体の中の酸化を抑える有効な方法は「有酸素運動」です。
酸素を普段より多く取り込みながら行う比較的緩やかな運動で、ウォーキング、ジョギング、水泳、サイクリングなどがあります。乳酸を生じないので疲れが蓄積しづらく、身体の酸化を抑制してくれます。
また、有酸素運動によって、体内で活性酸素を無害化するSOD酵素が活性化されますので、SODを増やすことで、身体の抗酸化能力を高めることができます。
ここで注意が必要なのは、激しい運動をしないことです。
激しい運動は激しい呼吸を伴うため「無酸素運動」となります。
これによって酸素を大量に吸って体温が上昇し、活性酸素が逆に増えてしまうからです。
身体の酸化抑制を目的に運動する場合は、自身の身体能力に合わせて運動量を調節し、有酸素運動を心がけましょう。
ワキガとミドル脂臭の原因と対策