乾燥肌とは、皮脂分泌量の低下、角質細胞間脂質や天然保湿因子などの減少によって、角質の水分含有量が低下している状態を言います。
乾燥肌と言えば、秋冬に悩むものでしたが、暖房の普及からか、最近は1年を通じて乾燥肌に悩む女性が多くなっております。
乾燥肌の皮膚は、表面の潤いがなく、柔軟性がなくなってもろくなっています。
外見上は、鱗屑(りんせつ)といって、角質層の結合性が弱くなり浮き上がってきた角質細胞が皮膚表面に付着するため、白く粉をふいたように見えます。
角層の水分量は、年齢、性別、体質、気候、環境やライフスタイルなどの要因が関係していますが、この他にも、腎不全・粘液水腫・栄養障害、ビタミンA欠乏症といった病気から生じることもあります。
誰でも、年齢を重ねるに従って、程度の差はありますが、皮膚の乾燥が生じてきます。特に、女性の方が男性に比べて、やや早い年代から起こってくるようです。
皮脂欠乏症(乾皮症)は、皮膚の表面の脂が減少することによって皮膚の水分が減少し、乾燥を生じる病気です。
中高年者では、特に、膝から下の皮膚がカサカサしてはがれ落ちたり、ひび割れたりします。
肌が乾燥すると、普通は弱酸性に保たれている皮膚のpHがアルカリ性に傾くため、細菌が繁殖しやすくなります。
これによって、軽い刺激を与えるだけでかゆみを感じたり、化粧品で赤くなるなど、刺激に対して敏感になります。
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