ケンカ、カミナリ、火事、オヤジは、子供が怖がった代表的なものでした。
特に、カミナリはヘソが取れられると教えられ、カミナリが鳴り出すと、大急ぎで家に帰り、押し入れの中に隠れたものでしたが、その怖さは、今も昔も変わりません。
ゴルフ場でカミナリに打たれて死亡したとか、木の陰に避難していても、その木にカミナリが落ちて死亡するという痛ましい事故が起きております。
カミナリは、夏に発生するものと言うイメージがありますが、実は一年中発生しており、6月〜8月にそのピークを迎えます。
また、日本海側では冬場にも多く発生するそうです。
カミナリは積乱雲の急激な発達により発生する放電現象で、高い建物、山の頂上、稜線などに限らず、校庭、ゴルフ場、畑、砂浜、海上など何もない場所に人がいる場合に、カミナリの直撃を受けて死亡する事故が数多く発生しております。
屋外にいてカミナリが鳴りはじめたり、空が光ったりしたら、すぐに建物内や車の中に避難しましょう。
近くにそういった場所がない場合だと、つい樹木の下に入ってしまいがちですが、その樹木にカミナリが落ちて「側撃雷」という現象が発生して被害に遭ってしまう恐れがあります。
カミナリが近づいたと感じたら、樹木などから4m以上の距離を置きましょう。
また、カミナリは高いところに落ちるからといって、絶対に地面に伏せて、腹這いになって地面に伏せてはいけません。
カミナリは上から来るとは限らないからです。
両足をつけてしゃがみ、体を丸め耳の穴を指でふさぎます。
ただし、決して手をついてはいけません。
これは「雷しゃがみ」と呼ばれる姿勢ですが、あくまで雷撃の可能性を低くするためのものなので、屋内や車の中にすぐに避難できない場合に備えて覚えておきましょう。
蓄電池の種類と特徴