蓄電池と言えば、小型で持ち運びが出来る移動型の蓄電池が主流でした。
これは、コンセントにつないで蓄電するもので、手軽に移動する事ができ、蓄電池本体についているコンセントから電気を取り出して使うというもので、容量は1kWh〜2kWhが中心です。
このため、家の照明や家のコンセントに電気を供給することはできず、あくまでも、蓄電池本体についているコンセントに差した家電等だけが使用できるというものでした。
これでは不十分だとして、非常時には家の照明も含めて電気を使用できるだけでなく、太陽光発電システムと連接して家の分電盤に繋ぎ、普段の生活でも使えるようにしたのが、大容量の定置型蓄電池です。
東日本大震災の影響で東北地方や関東地方では予期しない停電が発生したり、電力供給量が不足して計画停電が実施されたりするなど、日本の経済のみならず日常の生活に大きな影響を与えました。
しかし、太陽光発電システムを使って発電・蓄電しておくことによって、こうした不慮の事態にも対処することが可能となります。
また、昼中の電力需要を賄うと共に、温暖化ガス排出量を削減するという大きなメリットを持つ蓄電池を搭載した蓄電式太陽光発電システムは、原子力発電の是非が問われている今日、大いに注目されているのです。
ポータブ電源を選ぶ際の3つの基準