年齢を重ねると、顔の皮膚はしだいにたるんできます。その結果、目のまわり、頬、首のラインなどのたるんだ部分にしわができて、それがほうれい線になります。

肌のたるみは、人の表情をつかさどる顔の筋肉と筋膜が関係しています。例えば、笑ったり怒ったりする時は、口角を広げたり、眉間にしわを寄せたりして感情を表現します。

こうした動作が出来るのは、顔に表情筋があるからで、表情筋が伸縮することで、表情をつくることができます。

年齢と共に表情筋や肌を土台から支える筋膜が衰えてくると、重力に負けてたるみが出て、ほうれい線が刻まれていくことになります。

肌のたるみは、紫外線によって起こります。肌のハリは、コラーゲンとエラスチンという2つの繊維によって維持されております。

しかし、紫外線を少しずつ長期間、あるいは、短時間でも大量に浴びると、コラーゲンやエラスチン、そして、それをつくりだす細胞が傷つき生成が減少していきます。

こうした、紫外線によるダメージによって、ハリのある肌は、徐々にその艶やかさを失っていき、たるみやほうれい線などのシワが少しずつ現れてきます。このように、紫外線は、肌の老化スピードを速める最も大きな原因なのです。

適度なダイエットは、代謝が良くなり肌もキレイになり、痩せることで顔をシャープにして、美しく小顔にみせる効果もあります。

しかし、無理なダイエットをして、急激にヤセたり、あるいは、脂肪吸引したりすると、伸びていた皮膚はすぐには元に戻らず、しぼんだ風船のように、しわだらけになってしまいます。

顔も同様に、急激にヤセると、肌がたるんで、シワとたるみが急速に表れてしまいます。特に、40代以降では、真皮のコラーゲンやエラスチンが弱くなっているのでよく目立ってしまいます。

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