もう終わってしまいましたが、「重版出来」というテレビドラマがありました。これは、出版社がどのようにしてマンガ家を育て、マンガを販売するのかと言う過程が丁寧に描かれ、非常に興味深い番組でした。
一世を風靡した手塚治虫、石森正太郎、ちばてつやといった著名漫画家は別格として、マンガ一筋で飯が食える人はそう多くはないようです。
このため、アルバイトをしながら、その合間を見てマンガを書いては出版社に売り込んでくというのが一般的なコースのようです。
漫画家という仕事は、全てが人気次第のシビアな仕事ですから、自分の書いたマンが人気になり売れるようになれば、原稿料が上がるだけでなく、単行本の印税も入ります。
うまくすれば、アニメ化や映画化されることもあり、そうなれば、多額の著作料を手にする事もできるでしょう。
その一方で、人気が出ない漫画は、単行本化されないどころか、次の仕事の依頼さえ入らない場合もあるのです。
一度マンガがヒットすれば、固定ファンついて継続的に重版を重ねたり、続編を出版したりすることも出来ますが、購読者であるファンも歳をとりますから、ずっと漫画を買い続けてくれるとは限りません。
このため、漫画家の人気も、購読層が変わるたびに変動するという非常に不安定な職業なのです。
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