金魚の王様とも呼ばれているらんちゅう(蘭鋳)は、日本に多くのファンを持ち、愛好家の間では毎年品評会も行われています。
これほどまでに愛されているらんちゅう(蘭鋳)の魅力とは何なのでしょう。
らんちゅう(蘭鋳)の魅力を一言で言い表そうとするととても難しいのですが、優雅で気品漂う姿がやはり人気の1つでしょう。一匹一匹模様が違い、形も少しずつ違うところも魅力的ですね。
らんちゅう(蘭鋳)は横からではなく、上からの姿を見て鑑賞するものですが、光の当たり方によって赤色が黄金色に変化することもあり、何ともいえない美しさがあります。
容姿はとても品があるものですが、泳ぎは決して得意だとはいえません。
愛嬌のある可愛らしい泳ぎ方と品のある姿とのギャップもまた人気の1つだと言えるのでしょう。
ですが鑑賞だけなら他の美しい熱帯魚と同じでは?と思う人もいるのではないでしょうか。熱帯魚の魅力にはないらんちゅう(蘭鋳)の魅力として、育てていく楽しさという点もあげられます。
たとえ同じらんちゅう(蘭鋳)でも、育て方が違えば姿形、性格は違ったものに成長します。
自分が愛情かけて育てたらんちゅう(蘭鋳)は自分だけのものとなり、より愛着がわく金魚となるのです。
毎年日本で行われているらんちゅう(蘭鋳)の品評会では、愛情をたくさん注がれて育ったらんちゅう(蘭鋳)が集まり、その姿、泳ぎ方を披露しています。
そこで入賞した時の飼い主の感動は格別でしょうし、入賞しなくてもらんちゅう(蘭鋳)を通して人と人とのコミュニケーションの輪を広げることもできます。
らんちゅう(蘭鋳)の魅力はそうした感動を味わうことができる、奥深いところにもあるのです。らんちゅう(蘭鋳)を飼育するなら、是非品評会にも参加して、らんちゅう(蘭鋳)を通して自分の世界を広げてみてくださいね。