<B>カタバミ</B>(片喰、酢漿草、Oxalis corniculata L. 、シノニムXanthoxalis corniculata (L.) Small )はカタバミ科の植物で多年草。花言葉は「輝く心」である。
葉は、ハート型の3枚がとがった先端を寄せあわせた形。三出複葉だが、頂小葉と側小葉の区別はつきづらい。地下に球根を持ち、さらにその下に大根の様な根を下ろす。葉は球根の先端から束に出る。この他、匍匐茎をよく伸ばし、地表に広がる。このため、繁殖が早く、しかも根が深いので駆除に困る雑草である。
春から秋にかけ黄色の花を咲かせる。花びらは5弁。
果実は円柱状で先がとがり、真っ直ぐに上をむいてつく。成熟時には何かに触れると自ら種子を弾き出す。
全草は<B>酢漿草</B>(サクショウソウ)という生薬名であり、その絞り汁は虫さされに効果がある。
葉は、シュウ酸を含んでいるため酸っぱい。よくクローバーと間違われるが、クローバーは葉の形状が丸く、全く異なる植物である。
前述のとおり繁殖力が強く一度根付くと絶やすことが困難である事が、「(家が)絶えない」に通じることから、家運隆盛・子孫繁栄の縁起担ぎとして家紋の図案として用いられており、戦国大名・長宗我部元親で有名な土佐長宗我部家の『七つ酢漿草』や新陰流の上泉信綱の『片喰紋』・徳川氏の譜代・酒井の『剣片喰』『丸に片喰』など、片喰紋を家紋とする戦国大名・武将も多い。今太閤と呼ばれた田中角栄の家紋も『剣方喰』である。また、落語「家紋」のモデルともなっている。落語では主人公の家紋の常連で、ご隠居が「どんな紋だった?」と問うと「なんだかおケツが三つくっついたような」と返すのが常である。
古代女性が鏡をカタバミの葉で磨いたとの説にちなみ、日々の心の研鑚を願う思いから、私立江戸川女子中学校・高等学校の校章のデザインに採用されている。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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