我が家のフクロモモンガを日記に!

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PROFILE
みすず

みすず(女の子)。インターネットで知り合った方から里子として我が家へやってきた。今年の二月に母モモの袋から出てきたらしい。性格は少々お転婆過ぎるところもあるが、威嚇や大きな声を出したりはしない。人になつっこい女の子。

モグタン

モグタン(タイ出身の男の子)。グレー色が一段と輝き、とても人懐っこい性格で自分は人間と思っているようだ。という事は、フクモモよりも人間のほうがお好き!?ひょうきんでじゃれるのが大好きで活発な男の子。将来はみすずの旦那様候補なの!?

☆ホワイトモグタン☆

☆ホワイトモグタン☆(ここの管理人)正体はよく分からないが、フクモモのほかにホワイトシマリスを飼っているらしい。時々動物とお話が出来るみたいだよ。(謎°°)
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2007/06/23
偉い事に!

 

今日は珍しく日中なのにみすずが起きていたので、肩に乗せて自宅近くの山林に散歩しに行った。

家から歩いて2〜3分東に行った所に赤松林があるので、ここで少し休憩する事にした。

ここの赤松林、今までは下草が伸びていて真っ暗だったので、去年下草刈りをして綺麗になっている。

ちょうどいい休憩場所となっているのだ。

このみすず、肩へ乗せても自分から逃げたり、離れようとは決してしない子なので、ちょっと木に集らせてみるとどんな反応を示すか、試してみる事にした。

大きな赤松の幹元に置いてあげると、あっという間に自分に飛び移ってしまう

やはり少し怖いようだ。

野生のフクモモは殆ど高い木の上で生活しているようなのでどうかなと思ったのだが・・・

でも少しばかり周りの景色に馴れてきたせいか、首を長くして赤松に興味を示しているようだ。

もう一度、置いて見る。

今度は自分に飛び乗ってこない。

赤松の幹肌の臭いを嗅いで何やら確認しているようだ。

そして私がちょっと視界を外している時に、事件は起こったのである

 

1191607279758568.jpg

 みすずの方を振り向くとみすずの姿が消えている

あっれ

木の反対側に回ってみたがそこにもいない。

もしかして・・・

あらららら・・・

嫌な予感が的中した

みすずの野生の本能が目覚めた瞬間だった。

木の天辺を目指して黙々と登っている

呼んでも完全に無視

奏功している内にあっという間にみすずの姿が小さくなり、消えてしまった。

完全に自分の不注意と言え、こんな別れになるとは、一瞬そう思った。

でも木の上を眺めながら、この木の天辺にみすずがいるのは間違いない、でもどうやって捕まえようか?

とりあえず、家に二連梯子の長いのがある事を思い出し持って来る事を思いついた。

でも取りに行っている間に、万が一カラスや鷹などに見つかったら、ひとたまりもない。

また、みすずが違う木に飛び移ってしまったら、などと悪い方向に考えてしまう。

しょうがない、ここは賭けだ

少しの時間だが後ろ髪を引っ張られる思いで梯子を取りに帰った。

すぐさま梯子を担いで戻ってみたが、やはりみすずの姿は分からない。

上の方でじっとしていてくれればいいのだが・・・

そして梯子を伸ばして木に掛けてみる。

この梯子7・2メートルもあるのにそれでも3分の1くらいまでしか届かない。

ざっと見ても赤松の高さは20メートル以上はありそうだ

梯子から先は木登りで行くしかないだろう・・・

小中学生の頃は田舎ということもあり、よく木登りをして遊んでいたが、あの頃はとっても痩せていて身軽だったせいもありなんて事はなかったが、今の自分には正直、とても厳しそうだ。

なにせあの頃とは体重が全然違うのだから・・・

まあー考えていても先へは進まないので一か八か登ってみる事にした。

ちょっと幹にしがみ付いたら、思った以上に滑る

あまり掴む所もなく、枝の枯れた残りの突起が疎らにあるのみ。

裸足になり、気合を入れて再び挑戦

幹の曲がりや手が引っ掛かり安い所を見つけながら、ハアハアいいながら少しずつ、ちょっと下を見たらかなり高い

落ちたら大怪我間違いない、自分も偉い事になる

 

少しずつ登っていくと、いい所に枝分かれしている場所がある。

とりあえず、あそこまで登れば一呼吸付けるだろう。

よしあと一分張り

やっとの思いでここまでたどり着き一休み。

切れた息が回復したので、上を見渡してみる。

この先からは枝が豊富なので登っていくのは案外楽そうな感じだ。

みすずはどこだろう

木の幹や枝をぐるりと目で追っかけてみる。

しかし、見つからない。

梯子を取りに戻ってた時に隣の木へ飛び移ってしまったのか?

その時、本当に木の天辺の方で動く物体を見つけた

みすずである

みすずは無事だった。

そして私に気付き、こっちを見ている。

でもみすずも枝の先端の撓る位細い葉っぱにしがみ付いて、枝が撓っている

どうやら登ってきたのはいいが、行き止まりになって降りられないようである。

木登り再開

今度はしっかりした枝が多いので登るスピードが速くなった。

そしてみすずの近くまでたどり着いた。

手を伸ばしてみたが枝の先っちょに掴まっているので届かない。

手を差し伸べても来る気配もない。

いや本当は来たくても、怖くてこられないのかもしれない。

一向に動こうとしないので、枝を少し揺らしてみた。

すると少しみすずが移動し始めた。

よしその調子

そう思った瞬間、ムササビのように飛んた

飛んだというよりも、皮膜を広げて垂直落下が正しい感じだ

せっかくここまで登ってきたのに・・・

ここまで登ってきたのはいいが降りるのも時間がかかりそうだ。

地面に着地したら今度こそ何処かへ行ってしまうだろう。

 

 

 

1191609397818895.jpg

 

肩をガックリして降りる事にした。

やっとこ梯子の所まで下りてきた。

ため息を付きながら地面を見ると、なんと奇跡が起きたのである

 

みすずが梯子のステップの二段目のところで上にいる私を不安そうにじっと見つめているのだ

そして私が近づくと、すぐさま私にジャンプ

袖の下から体に潜り込み、プクプク喉声を鳴らしている。

フクモモがリラックスや気持ちがいい時に成らす声だ

涙が出そうになったが、それよりこんなつらい思いをさせてしまい、みすずに誤った。

でもみすずはちゃんと何処へも行かないで自分を待っていてくれたんだね・・・

本当にごめん。でも本当にありがとう みすず