今日はちょっと真面目に『フクロモモンガ』略して『フクモモ』について考えてみようと思う。
つい数年前まではHPといえば手作りのイメージがあったけど、ここ最近は手軽に扱える便利さ、機能の充実さで、ブログが主流になってきている。
そんな自分もフクモモ日記はブログを利用しているのだが・・・(^^)
それと最近思うのは、『フクモモ』を飼育する人が凄い勢いで増え続けているという事。
これまた自分もその内の一人なのだが・・・(^^)
これは数年前にペットとして飼われているタイリクモモンガが野生化して日本固有種のエゾモモンガとの交配が懸念視された為、問題が起きる前に特定外来生物法のリストに加わった事がそもそもの発端のように思う。
環境省のページ
↓ここをクリックすると見られます。
特定外来生物のリスト
そこで注目されたのが、フクロモモンガなのだが、なんと言ってもこれだけ爆発的に人気が出たのはやはり、人間によく馴れるという事が一番の理由だろう。
それ以前からフクモモを飼っていた人もいると思うが、今ほどの人気もなく知名度も低かったはず。
ちなみに日本でフクモモがペットとして飼われるようになったのは90年代に入ってからのようで、アメリカは日本より若干遅いらしい。
アリゾナ州在住の妹が、この前日本へ来た時に聞いてみたら、向こうでフクモモを知っている人は殆どいないのでは?と言っていた。
アリゾナでは、タランチュラやサソリを飼っている人は多いけどだって(@▽@:)
それともう一つは個人の間でのインターネットの普及率が広がり、それと同時に今まで知られていなかったフクモモ情報を細かく知る事が出来るようになった事も大いにあるだろうな。
それまではフクモモを知っていても、偶に絵図や画像を見る程度で、フクモモがどういう性質や習性を持った生物なのかよく知られていなかったと思う。
自分も以前に、フクモモの絵図(多分、モモンガハウスさんのトップページの絵だったと思う)を見て、第一印象はとても慣れにくそうで、攻撃的な動物に感じた。
なんとなく、怒った時のグレムリンのようなイメージだった。
しかし、実際には、とても馴れやすく、長生きもする、愛らしい顔立ちといいとこ取り
中には犬や猫の次くらいに馴れると言った声もあるが、よく馴れたフクモモは猫をも凌ぐくらい馴れるような感じがする。
そしてこれからもフクモモ人気は益々高まる事だろう。
しかし、今のうちから真剣に考えなくてはならない事もある。
タイモモの二の舞を辿らないようにする事である。
フクモモは寒さに弱いとよく言われるが、野生のフクモモが暮らしているオーストラリアの一部では最低気温が一桁台まで下がる地域も幾つかあるようなのだ。
オーストラリアは暖かく温暖なイメージがあるが、どうやらそうでもないらしい。
その名残か、日本で飼っているフクモモたちも5℃切っても寒さを感じずに元気に運動している。という飼い主さんもいるようなのだ。
そうかと思えば15℃切ったら、ヤバイよ!という飼い主さんもいる。
実際温度が下がると震えが止まらなくフクモモも多いようだ。
同じフクモモでもこれだけ寒さに対して違いがあるのは、祖先が住んでいた環境からきているのかもしれないなー。
例えばオーストラリアの寒い地域とか温暖そうなニューギニアとか。
もちろん『慣れ』というのもあるだろうけど。
うちの場合はみすずもモグタンも15℃くらいではなんのそのと言った感じで、寒さには案外強いタイプなのかもしれない。
とはいえ、一匹飼いと複数飼いとでは多少の違いなどもあるだろうし、何とも言えないが・・
そしていろいろ含めて今後一番怖いのは・・・
フクモモの人気がどんどん上がる→飼う人が増える→飽きる人も増える→捨てる人が現れるという事だ。
逃げられたと言うのも飼い主の管理不行き届きなわけだから逃がしたのと変らないはず。
この身勝手さにより、可哀想な運命を辿るフクモモや、野生化したフクモモが繁殖してどんどん増えて行き、揚げ句の果てには日本の生態系が崩れ、人為的被害が及ぼされる破目になってしまう。
決して大げさな話ではないと思うし、上記のように以外と寒さに強いフクモモならば、九州より下の地域ならば簡単に越冬してしまうのではないだろうか?
しかもフクモモが好きそうな食べ物も沢山あるようだし。
もちろん、こんな事態になってしまってはとんでもない話で、私達がフクモモを飼う事事態が禁止になり兼ねない
そうならない為にも一人一人が責任をもってペットと接していかなければならない。
当然言えば当然の話だが・・・
大勢の人が気を付けていても、守らない人もいれば意味がないのだから
フクモモもペットとして、犬や猫のように長い歴史になるといいなー