ライフボート友の会StaffBlog

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PROFILE
ライフボート友の会

行政によって殺処分される犬猫を救う活動をしています。

代表 吉田

ライフボート友の会の代表。

事務局長 金子

事務局の姉さん的存在。

小野寺

事務局兼管理部門担当。

大塚

事務局兼管理部門担当。無類の犬好き。

宮本

管理部門担当。こちらも犬好き。

猪股

管理部門担当。犬の面倒や営繕は彼の仕事。

的場

今年から仲間になりました。管理部門担当。

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Aug 12, 2005
もう少しかな…
暫く更新が止まっておりまして、ご覧頂いている皆様には大変ご迷惑とご心配をおかけしております。

現在シェルターでは140頭の仔猫を保護し、
日々ケアと里親募集活動に追われております。
大分時間的な余裕が出ては来ましたので、
もう少ししましたらサイト及びblogの更新も出来る様になると思いますので、
今暫くお時間を頂ければと思います。

それでは今後共宜しくお願い致します。

ライフボート友の会 スタッフ一同
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Jul 21, 2005
皆様にお知らせです。
現在非常に仔猫の頭数が多く、
日々のケアに追われ、サイト更新が滞っております。

私達の仕事は突然繁忙期に入り、
暫くの間は戦いの様な多忙に追われます。

その為サイト更新を楽しみにされている皆様には大変申し訳御座いませんが、
今暫く更新をお休みさせて頂きます。

シェルターが一段落致しましたら、
再度更新する予定ですので、今暫くお待ち下さい。

宜しくお願い致します。

ライフボート友の会 スタッフ一同
Jul 06, 2005
岐阜での受け入れ再開。
先週は岐阜をお休みしたので、2週間ぶりの受け入れとなりますた。
「ひょっとしたら、この2週間で持ち込まれる子が減るかも・・・」という私の考えは甘く、今日もたくさんの子が持ち込まれました。
シェルターが満杯に近い状態なので、たくさんの子は連れてかえれない・・でも一頭でも多く助けたい・・葛藤していました。
一方ではもうご飯も自力で食べれる大きめの子、一方では生まれて1週間の子、本当に辛い仕事です。
岐阜に行くたびに、自分の中で課題ができます。

今週は、「まずシェルターにいる子を里親さんにもらって頂き、たくさんの子を受け入れる!その為に自分には何ができるか?」
という事です。
Jul 03, 2005
里親さんありがとうございました。
久しぶりの更新になってしまって申し訳ないです(涙)

この数週間、ホントに多忙でした。
岐阜市さんへ行ったり、山梨県さんへ行ったり、
里親さんの対応やボラバイトさんの対応…
一体一人何役をこなしているんだ?と思う位。

けれどこの全ての仕事が犬猫達の命に直結し、
これからの私達の活動に繋がる訳ですから、
どれも手を抜けない、シビアな仕事になります。

今日も色々な里親の皆様がお越し下さり、
多くの犬猫が里親さんに引き取って頂きました。
…でも。
それでもシェルター頭数は150頭。
通常の保護頭数を超えてしまっています。
何とか里親さんを増やしたい…
と思うものの、どうしても暑くなると足が遠のいてしまうのが悲しい性。
それでも何とか助けて頂きたいと思う日々です。

かく言う私達も自分達の仕事を見直す必要もあって、
やる事だらけも何一つ変りません(苦笑)

お陰様で義援物資や義援金を皆様から頂戴し、
本当に助かっています。
暖かい皆様の優しさで今ライフボートは支えられています。
私達スタッフも皆様の優しさを大切にし、
これからも精進し、頑張って参ります。

これからも宜しくお願い致します。

Jun 22, 2005
受け入れ、一旦中止。
今日は、岐阜に猫の受け入れに行きませんでした。
なぜかというと、シェルターが150頭を超え満杯になってしまったからです。
今、シェルターにいる子達が、里親さんにもらわれて行かないと次の子達の受け入れができないのです。
6月前半までは土曜・日曜ともなるとスタッフ全員でバタバタとして一日で10頭近く里親さんにもらって頂いていたのですが、徐々にペースが崩れ、子猫は増えていくばかりです。

実際は、日々の疲れも出てきてしまっていました。
3月から働き始めて、張り詰めていた糸がプツンと切れてしまったようです。
しかし、本当はこんなことで仕事に支障が出てはいけません・・・。
スタッフの皆さんには、大変迷惑をかけてしまいました。
今、初心に戻って「自分にできる最大限の事」を考え直したいと
思います。
今私にできることは、一頭でも多くの犬・猫を里親さんにもらっていただけるよう精一杯頑張ることだと思います!!
Jun 20, 2005
ライフボートのサポーター ボラバイトさん。
ボラバイトと言う言葉は造語で、
「ボランティア」と「アルバイト」を足したモノです。
手間暇からすればお金は少々で、ボランティアの仕事と言った方が分かり易い位です。
無論好きでなくては出来ない仕事でもあり、ライフボートの趣旨に賛同して頂いた上、
手間暇を提供して下さっていると言った方が正解でしょう。
私達からすれば、隔離と飼育を愛情で包んで下さる心強いサポーターと理解しています。

感謝する事も勿論ですが、「ビタミン愛」と言う、
最強の力が良い仔猫の成長に導いてくれています。

私達がお願いしているボラバイトには2種類あります。
ビギナーコースと授乳コースです。
今年はビギナーコースの方が非常に多数ご参加下さり、
3匹から5匹程度の仔猫グループがそれぞれのご家庭に
数週間のお出かけをしています。
300グラムの仔猫が500グラムを越えて帰宅すると、
大きくなって仔猫らしくなっているのが印象的で、
ボラバイトの皆さんに可愛がって貰い、愛情を沢山頂き、
お世話をして頂いている姿が手に取る様に分かります。
ボラバイトさんにお願いした仔猫達は、
人にとても慣れ、甘え方も全然違います。
やはり人の手が触れる事が一番大きいのだと思います。

将来の夢ではありますが、ボラバイトさんが50人も来て下されば、
200匹位の仔猫を毎月今以上に救える計算になります。
もっともっと沢山の方に参加・賛同して頂いて、
大きな救命ボートになる事が、ライフボートの目指すモノで、
私達の夢でもあります。

このライフボートの仕事は、皆さんに趣旨を理解して頂く事で支えられ、
頑張って行かれる由縁でもあります。

全国でこの仕事が展開されれば、きっと殺処分される犬や猫は、
限りなくゼロに近付く夢に向かうのだと思っています。

ボラバイトさんの仕事のお手伝いは、ライフボートの活動の柱でもあり、
最強のサポーターである事は間違いありません。
社会の常識が無駄な仔猫を増やさないモラルになれば、
私達の救命ボートは要らなくなる可能性もあります。
本当にボラバイトとして活動して頂いている皆様に、
心から感謝とお礼を申し上げます。

そして一人でも多くの方の愛の手をお待ちしています。
1週間から2週間お時間が取れる時に、
時々お手伝いして頂けると嬉しいです。
どうぞ宜しくお願い致します。

Jun 19, 2005
自然淘汰。
この数日、小さな命が数頭星になった。

母猫が出産し、母猫の元でずっと暮らしていた仔猫達。
その数頭が星になった時、正直ショックはあった。
母猫が側にいたのに…何故?

悲しみに暮れていると、代表から以前教わった言葉が頭をよぎった。
猫は多産の動物であり、多く産む事で、弱い子を淘汰する。
そして残る子は強い子であり、成猫となる。
つまり弱い子はそこに辿り着く前に天に召される。
これが自然と言うモノなんだろうな…と今は思う。

私達の手のひらから零れる命には幾つか種類がある。
保健所で救えない命。
シェルターまで辿り着けない命。
シェルターで亡くなる命。
そして里親さんの元で星になる命。
私達も万能ではないからこそ、失う命がある。
けれど、失って、そこで悲しんでいるだけではいけない。
何故救えなかったのか?
それを日々追求し、勉強し、相談をし、
今年は本当に順調に命を救えていた…
けれどそれでも救えない命があった。

管理スタッフも衝撃は大きかったと思う。
私よりも接している期間が多いのだから…
それでも涙は流しても、その後のケアをきっちりしている姿は、
正しくプロの仕事だと思う。
「泣いている暇があったら他の子を助けたい」
その姿勢に私は敬意を表したい。

私ももっと勉強しないとダメですね。

Jun 05, 2005
ご家族連れ沢山(笑)
今日は日曜日。
通常でも里親希望の方が殺到するけれど、
今日は予定ではそんなに多い数になる筈ではなかった…

が。
予定は未定と言う事が今日で良く分かりました(苦笑)

里親さんの対応をしていると、続々鳴る電話。
そして続々と来る里親面会希望申込書のメール。
…対応し切れない位です(涙)
とにかく送って下さったメールを確認し、
本日希望の方にはファックスなどで対応をし、
お越し頂く方向で段取りをするものの、
元から予定が入っていた皆さんの対応もあり、
そりゃシェルターはてんてこ舞いの大騒ぎです(苦笑)
お陰で仔猫達のケアは代表に頑張って貰ってしまいました。
すいません…代表(涙)

それでもそれだけ忙しかったお陰で、
沢山の犬猫の里親さんが決まり、私達も大喜び。
…なのもつかの間。
書類の山が私のデスクに(涙)
結局全ての書類の処理が終わったのは、夜の10時でした。
…的場ちゃん、一緒に頑張ってくれてありがとね(涙)

暫くはこの慌ただしさが続くとは思いますが、
ある意味嬉しい悲鳴ですから、頑張りますよ〜(笑)

そしてもう一つ。
里親さんに引き取られた後は、必ず来るのが電話やメールでの
飼育の相談。
これをきちんと対応しないと、後で大変な事になります。
私達を頼ってご相談下さる訳ですから、
いい加減な事は絶対に出来ませんし、言えません。
その為には自分達もスキルアップは必要ですし、
獣医師との連携も上手にしなくてはいけません。
…ふぅ、頑張る事が沢山だぁ!

そう、それも頑張らないといけないですね。
と言う事で、頑張って勉強します(笑)

May 22, 2005
頑張れ、脳みそ。
今日も日曜日と言う事で、沢山の里親希望の方がシェルターにお見えになりました。
やはり仔猫達の画像がホームページで公開になると、続々と面会のご予約も入り、
スタッフ達も書類の準備や当日の人員配置の手配などに大わらわとなります。
今日も案の定シェルターは大変な騒ぎで、管理スタッフも事務局スタッフも総動員で里親
さんの対応に追われ、気が付けばあっと言う間に6時になっていました。
私のデスクの上には山の様な書類。そしてふと事務局の棚の側面を見ると、引き取られた
仔猫達の番号や性別などが書いてあるガムテープの山。
いかに多くの仔猫達が引き取って頂けたかと言う証でもあります。
最近はあまりの忙しさから、ワクチンなどの証明書などをプリントアウトするのが間に合
わず、引き取られる間際などに大急ぎで処理していたのですが、何とな〜く日曜日が忙しくなる気がして、土曜日のうちに残業をして全て出してあったので、珍しくお引き取りの際慌てる事がありませんでした(苦笑)良かった…
私達事務局の仕事は様々な仕事があります。証明書などのプリントアウトもそうですが、里親さんの対応やメールの返信、そして経理など多岐に渡ります。
その為最近では本当に時間が足りず、本気で思います。
「一日を48時間にして欲しい…ダメならコピーロボット欲しい…」と(笑)
けれどこれも一重に仔猫を救いたいと言う里親の皆さんのお陰なので、本当に嬉しいです。
まだまだ忙しい日々は続きます。その為にも今の仕事をもう一度見直して、もっと効率良く、そしてもっと丁寧な対応が出来る様、脳みそを使わないと…(焦)と思っています。
頑張れ、私の脳みそ!(笑)

May 21, 2005
シェルター猫ゆうちゃんの一生。
本当は今日は月曜日ではないのですが、特別に書きたいと思います。

ゆうちゃんと呼ばれる、オス8才の猫は、ダイちゃんとメグちゃんの3匹兄弟でした。
野良猫雪ちゃんの子供としてシェルターで生まれました。
シェルターにはC小屋と呼ばれるプレハブ小屋があり、
シェルター在住で特定の部屋を持たない自由な成猫達がいつでも眠れ、
いつでも食事や水が摂れる部屋となっている。
当初シェルターに保護する猫の数は少なく皆自由で、
野良猫たちも餌を求めてC小屋にやって来ていた。
その為小屋の扉の一部にいつでも出入り出来る様、
小さな出入り口を作っていた。
やって来た野良猫達は全員保護し、去勢避妊手術をして自由に放しても、
多くの猫達がそこには住み着いていた。

雪ちゃんもそんな野良猫の一人だったが、
保護した時には既にお腹が大きかった為、そのまま出産させた。
雪ちゃん自体があまり体が大きい猫ではなかった為、
3匹の仔猫しか出産はしなかった。
美形でロシアンブルーの毛色そっくりのオス2匹と、
長毛のグレーのメス1匹の子供達は、
それぞれダイちゃん、メグちゃん、ユウちゃんと名付けられた。
無事に3匹が大きくなり、雪ちゃんは子供達に餌場を譲ったのだろう。
シェルターからいなくなってしまった。
ダイちゃんとユウちゃんは全く同じ毛色でグレーに白が入った、
スタイルの良い猫だった為、見分けを付ける為に違いを探した。
するとユウちゃんは顔の口元の右が白く、
ダイちゃんは左側が白かったので、右白の子がユウちゃんで、
左が白かったダイちゃんは性格がおおらかだった為ダイちゃんとなった。
ダイちゃんは、夜外に遊びに出掛けた時、車に轢かれて1年で星になった。
それからシェルターを囲んでいるフェンス(1500坪の敷地がある猫エリア)に猫返しを作った。
1500坪もあるくぬぎ林なのだから、外へ出なくても良さそうなものだが、
オス猫だった為、興味を持ってしまったのだと思う。
ユウちゃんにはダイちゃんの分まで生きてくれる様祈り、
その時の悲しさは今でも忘れられない。

ユウちゃんも仲良し兄弟のダイちゃんがいなくなり、寂しかったと思う。
そして3年後に又シェルターにお腹の大きな母猫がやって来て、
これも保護して出産させ、子育てをさせた。
そしてその生まれた子供の中にいた、やはりオス猫のポポちゃんとユウちゃんは出会った。
ポポちゃんはダイちゃんと性格がそっくりだった。
ちなみにポポちゃんはしっぽがタンポポの綿毛の様に丸い可愛らしい形から名付けられた。
ユウちゃんとポポちゃんは日中外で日向ぼっこをする時も、
部屋で寝る時も昼も夜もどこへ行くのも一緒で、
これ程仲の良い2匹を見た事もない位仲良しだった。
「片方でもいなくなってしまったら、残された方は可哀相だね」
…日頃から話題になる程、この姿は誰が見ても微笑ましい光景であった。

私達のシェルターは猫エリアと犬エリアがある。
フェンスで囲み分けをしてあるが、
時々興味ある猫はフェンスの猫返しの隙間にある、
木や屋根を伝って犬エリアに進入し、犬に追いかけられたりしていた。
それでも事なきを得て15年を越えていた。

5/21朝、犬エリアの犬舎の中で、ユウちゃんは固くなっていたのをスタッフが発見した。
どうして犬舎(囲いの中に猫が入らない様に天井まで金網をしていた)に入ったのか?
犬エリアに進入して、自由にしている犬達に追われて、
犬舎のフェンスにかけ登り、天井の金網とフェンスの隙間から中へ逃げ込み、
犬舎の中で又犬に囲まれ、事故は起きてしまったのだろう…

充分気を配り、日々生活している中で、
基本的に動物は夜行性で、私から見て夜はどうしても盲点になりがちである。
犬の中にはやはり野良犬だった犬や、噛み癖があったり、
性格も色々だが、唯一共通して人間には忠犬であり、
犬とのそりが合わない者のグループが幾つかの犬舎組になっている。
時々野鳩を射落し食してしまう犬も中にはいるので、
その事を猫達も知っている為、普段日中にはこの様な危険性は
誰も考えていない事であった。

考えられない事から事故は起きるもので、
実際に経験をしてしまってから、あまりのショックで夜眠る事が出来なかった。
犬や猫達にとって、シェルターは楽園な筈なのに、
楽園の中で怖い思いをさせてしまって、悔いを残している。

ただただ今はユウちゃんには安らかに天国へ行って欲しいと願うばかりである。

突然命を奪われたユウちゃんの8年の一生は終わってしまった。
残されたポポちゃんは淋しげに面会室のソファでユウちゃんを待っている様に見える。
充分気遣いをしてあげたいと強く思う。

そしてユウちゃん、怖い思いをさせてしまって、
そして助けてあげられなくて本当にごめんなさい…
美形な顔に似合わないユウちゃんのハスキーな声が、
私の耳に残る、長い長い夜になってしまった。

May 17, 2005
好きだけでは、出来ない仕事。
私は幼い頃から犬猫が大好きで、
家には常に何匹かの猫達がいる環境で育って来ました。
その影響からか、特に猫が大好きです。
実家には今猫が3匹犬1匹がいて、
元気にしているかな?と考える今日この頃です。

実際に今の仕事をしていて、最近は特に忙しくなったせいか、
本当に好きだけでは出来ない仕事だと痛感しています。
でもやはり好きでなくては出来ない仕事だとも考えています。
今シェルターにいる仔猫達の来た経緯を実際に自分の目で見ているので、
助けてあげたい、幸せになって貰いたいと毎日思います。
実際は救えなかった命もあり、涙を流した事もあります。
そんな経験をするからこそ、1匹でも多く…と強く思います。
働き始めてもうすぐ2ヶ月で、まだまだ力不足。
本当にスタッフの皆さんには申し訳ないと思っています。
私も皆さんの様に経験を積んで、知識を活かしたいです。

今週も沢山の仔猫が来るでしょう。
当分の間、今の慌ただしさが続きます。
そんな中で自分に出来る事の全てをしてあげたいと思います。
後、時間があれば…大好きなマーブルのいるC小屋の大掃除もしてあげたいな〜。

May 16, 2005
多頭飼育。
群れで暮らす動物と単独行動で気ままに生活する動物、
犬と猫を扱う様になって、飼育の難しさを痛感しているのは猫である。
特にこのシーズンは仔猫を多頭受入する為、病気の感染が大きな問題となる。
猫の場合、基本的には群れない分菌(ウィルス)が強く、
仔猫にとっては命取りになるケースも多く、
早期発見・早期治療が重要になる為、気が抜けない日々となる。

今日もボラバイトさんから4日前に帰って来た、
グレーミケちゃんに手を焼いていた。
ミルクも飲まない・餌も食べない・寝ているばかりで体重が増えない…
お尻を刺激すると消化不良の水便をする。
補液をし、下痢止めを飲ませ、少量を何度かに分けてミルクを飲ませる作業の繰り返し。
一日二日と開放に向かう気配がないと心配にもなる。
しかし根気強く続ける事が何よりの治療と飼育であり、
段々水便の量も少なくなり、体重も5グラムとか少しずつではあるが増えて来た。
そして四日目の朝、飼育棟に行ってみると、
グレーミケちゃんが同室の仔猫とじゃれていた。
急いで餌をあげるとすぐに食べ始まり、ミルクも飲んだ。
…やれやれ…と言った感じだった。
一度快方に向かうとこれが又早い快復力でぐんぐん体重を増やす。
一日に40グラムも大きくなり、体もしっかりして来て、
同じ部屋の仔猫達と遊んでいる。
グレーミケちゃんは何とか救える事が出来て、ほっとしている。

こう言うケースは嬉しい例ではあるが、
病気で体力を落とすと免疫力が弱くなり、
鼻炎や皮膚病など多頭飼育故に次の病気に感染してしまう事も多い。
多重感染で猫の病気を一通り経験して途中で死に至るケースもある。
何重にも予防や隔離に気を遣っても、
人間(スタッフや里親希望の方)が病気を媒介する事も少なくない。
日々里親さんに譲渡をしなければ、飼育棟が満杯になり、
次の仔猫を受入出来なくなってしまう。
消毒や手洗いを充分気を付けてはいるものの、
やはり”可愛い〜!”と仔猫に手を伸ばしてしまうのは、
里親さんもスタッフも同じで、大変難しい。
健康でしっかりとした仔猫を貰って貰う為、
日々の戦いは今日も続く…

May 15, 2005
てんやわんや。
ゴールデンウィークも終わり、気が付いたらシェルターには沢山の仔猫が保護されて来ました。
あんなに閑散としていた飼育棟や面会棟が仔猫の山…
一体どうなる事やら?と思っていたものの、
次から次へと里親希望の方がお越し下さり、
あっと言う間に仔猫が引き取られて行きました。
この2日だけでも15匹位?が新しい家族の元に引き取られ、
今頃は幸せな生活を送っている事でしょう。
5月は一番頭数が多い時期です。
無論毎週岐阜市保健所や山梨県動物愛護指導センターへの引き取りは欠かせません。
何せ犬や猫がいなければ里親さんに来て頂けないですし、
犬猫を保護しなければ私達の仕事は何も始まりません。
でもね。
これだけ忙しいと、スタッフ達もてんやわんや大騒ぎです(笑)

猫の数が多い為、管理スタッフは仔猫達のケアに追われ、
事務局は里親希望者の方からの申し込みの処理に追われ、
引き取って頂いた皆さんからのメールやご相談を対応し、
そして外部の方からのご相談などにも追われ…
そう、シェルター全体がお祭り騒ぎです(苦笑)
恐らくこの騒ぎが7月か8月まで続きます。
…体力持つかしら?(泣)なんて事を言っている暇はありません。
とにかく休める時は休息を取り、何とか頑張りますよ〜。
一頭でも助ける為に。

ちょっと私の中での不満は…
イヴと思う様に遊べない事かなぁ…(泣)
もうちょっと待っていてね、イヴ。
暇になったら思いっきり抱っこするからね〜!
…と言う事で、お母さんはまだまだ頑張ります。
May 14, 2005
ミルクやり。
岐阜や山梨からぞくぞくと猫が来て、シェルターが満杯になってしまいました。
その中でもミルクやりが一番大変な仕事です。
ほ乳瓶で上手く飲んでくれる子もいれば、
ミルクを口に入れると口の横からダラダラこぼす子もいます。
ミルクを飲まなくても缶詰を食べてくれると嬉しいのですが、
そうは世の中甘くなく、ミルクを飲めずに体重が減る子もいます。
そんな時は無理にでもミルクを飲んで欲しいのですが、
凄い抵抗をされるので、手はぼろぼろです(泣)
早くみんな缶詰を食べて欲しいと願いいます…
順調に育ってくれるのが一番なんですけどね。
どうしても私達の飼育棟は多頭飼育になるので、
毎年鼻炎の仔猫が来ると他の子にも感染してしまいます。
今年はそう言う事がない様頑張ります。
里親さんのご予約も沢山頂戴しているので、
多くの猫が多くの良い里親さんに巡り会えるといいなぁと
心の底から思います。

May 13, 2005
いざ山梨へ。
今日は一路山梨へ行って来ました。
朝の2時から出発し(中途半端に眠ると起きられないので)
5時には山梨へ到着しました。
引き取りは午後1時だったので、側にあった「道の駅」で
直射日光に晒されながら、汗だくで時間が来るまで寝ていました。
愛護センターへ着くと、ちびっこギャング達がワーワー沢山いました。
どうやら今日はふれあい教室なるものがあり、
その為引き取りが午後になった訳です。納得。
引き取り当初の予定は犬2匹と猫7匹の予定でしたが、
300グラム台の子が3匹増え、プラス何故かもう1匹が追加となり、
最終的には犬2頭猫11頭の大所帯となりました(笑)
帰りの道中車の中では犬2匹がわんわんきゃんきゃん吠え、
猫は1匹だけ蛙の様な鳴き声(死にそうな声)で鳴くので、
ちょっと気になったので何度もICへ寄りながら帰宅。
首都高が意外に混んでいたので、シェルターに戻ったのは5:30位でした。
やはり眠っていないので少ししんどかったです。
睡眠はやはり重要ですね…ふぅ。