ベビーも産まれて、益々にぎやかになりました。

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フクロモモンガの巣

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2006/06/26お迎え。5月に袋から出てきたメスだと思っていたらオスだと判明しました。

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2006/06/30お迎え。3月に袋から出てきたと言うオスです。

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2006/10/4お迎え。袋から出たばかりで目も開いていなかったメスです。
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2007/09/25
動物に関する法律を知っていますか?

フクロモモンガだけではなく、数種の生き物を飼っている人も多いと思いますが、動物に関する法律を知っていますか?

 

 

昨年6月1日に動物愛護法改正法が施行されました。

コレにより、動物に対する規制も厳しくなりました。

動物販売も厳しくなり、その生き物に対する責任を求められるようになりました。

 

 

もしペットショップで「酷い飼育をしている現場」を見かけたら保健所に通報することも出来ます。

昨年6月1日以降に動物を購入した人は、その生き物に対する責任を持たなければならないという文書を見せられた筈です。

 

 

ですが一般飼育者にはあまりこれ等は実感として伝わってきません。

 

 

動物に関しては、日本の法律以外にワシントン条約のように「世界で決められている規約」もあります。

これ等も「よほどマニアックな人が珍しい生き物を求めるのでなければ関係ない」と思っている人が多いかも。

 

 

でもね、フクロモモンガを含めエキゾチックアニマルは「いつ法律で飼えなくなるか分からない」危険性を常に孕んでいるんですよ。

 

 

 

数年前まで、日本で飼育できるモモンガは、フクロモモンガアメリカモモンガタイリクモモンガの3種有りました。

これ等は全て海外で生息する生き物です。

日本には当然「日本固有種のモモンガ」が存在していますが、日本国内では「野生動物を飼育する事」禁止されています。

だから日本固有種のモモンガを捕まえて飼うことは出来ません。

 

スズメやカラスの飼育をしてはいけない事を聞いた事がある人は多いと思います。

これ等を飼うには「市町村の承認」が必要です。

 

 

数年前まで3種のモモンガが飼育出来たのですが、現在タイリクモモンガを飼育することが出来ない事は知っている人も多いと思います。

 

 

 

フクロモモンガは、他のモモンガと違い有袋類です。

有袋類と言えば思い出すのはカンガルー。

フクロモモンガの主な生息地はニュージーランドと聞いています。

気候の温暖な暖かい地域だそうです。

 

その他のモモンガはげっ歯類です。

アメリカモモンガもタイリクモモンガも寒い地域に生息しているそうです。

特にタイリクモモンガは日本の北海道と同じくらいの気候の場所に生息しているそうです。

 

 

 

何故日本でタイリクモモンガが飼えなくなったか知っていますか?

日本には固有種のエゾモモンガがいるのですが・・・エゾと言う位ですから北海道に生息しています。

 

多くの小動物は、もし逃げられてしまったら生き延びることは困難です。

偶然誰かに保護されて飼ってもらえる事もあるでしょうが、そうでなければ大抵は猫やカラスの餌となってしまいます。

そうでなくても自力で餌を取って生き延びることは本当に難しいです。

もし逃がしてしまったら、ソレは「死」を意味するも同然です。

 

 

ですが、都内でワカケホンセイインコやセキセイインコの野生の群れが見られるように、上手く野生化して生き延びてしまうこともあります。

飼い主としては「生き延びてくれて良かった」と思いたいところですが、コレは大変なことなのです。

 

タイリクモモンガが輸入禁止になったのは、もし逃げ出した場合に、日本固有種のエゾモモンガと交配してしまう危険性があるという理由でした。

そうして生まれた子はハイブリッドと呼ばれるのですが、タイリクモモンガでもエゾモモンガでもない「新しい品種」となります。

 

もしその新しい品種が強い遺伝子を持っていたら、ゆくゆくはエゾモモンガが絶滅してしまう危険性があります。

タイリクモモンガは「日本固有種のエゾモモンガを守るため」に輸入禁止になりました。

 

 

私は北海道ではないし逃がさないから・・・なんて言っても駄目です。

現在タイリクモモンガを飼っている人は、決められた期間内に国に「飼育許可」を貰う手続きをしなければなりませんでした。

その手続きが完了していない固体は全て「殺処分対象」となっています。

勿論法律の施行後は販売も購入も禁止されており、違反した場合は罰則もありますし、その固体も「殺処分」されてしまいます。

 

 

もっと厳しいんですよ。

当然ですが譲渡も禁止です。

ですから「国から許可を貰った飼育主」が亡くなった場合、その固体は国に引き渡さなければなりません。

譲渡も禁止なのですから、家族が継続して飼うという事も認められていないのです。

国に引き渡してどうなるか?と言えば、上手くすれば動物園などで天寿をまっとう出来るかもしれませんが、殺処分となる可能性も濃厚です。

 

そんな風に厳しいのですから、タイリクモモンガの繁殖も禁止されています。

もし生まれても、その固体は「国からの許可が無い」のですから「殺処分の対象」となる訳です。

 

 

国からの許可が出るのは、法律施行時に既に飼っていた固体で、決められた期間内に申請した固体のみなのです。

ですから今後許可されることは無いのです。

 

コレはタイリクモモンガだけではなく、同時に複数種の動物が適用されました。

そして許可の条件として「去勢手術」「マイクロチップ埋込手術」があります。

但しタイリクモモンガの場合は固体が小さくて手術が困難 (国内で手術できる医師が殆どいない) 事から特例として「強制していない」ようです。

 

 

 

ワシントン条約でも「輸入・輸出してはいけない種類」はどんどん増えています。

 

何故なら、現地の貧しい方たちが乱獲して販売し、ですがその中で無事に輸出国まで生きて着く子は殆ど居ないからです。

特別数が減っている訳ではないけれど、乱獲による絶滅が危惧されたりするからです。

 

 

ですからエキゾチック アニマルと呼ばれる種の動物は、今後「いつ飼えなくなるか分からない」危険も孕んでいるのです。

ワシントン条約に引っかかる生き物に関しては、国内で繁殖するという手段がありますが、日本の法律で「飼ってはいけない種」に指定されたら飼えなくなってしまうのです。

 

タイリクモモンガのように「国内繁殖もNG」になるのです。

 

 

タイリクモモンガの場合は偶然「エゾモモンガと交配の危険がある」からだったのですが、フクモモは有袋類だから問題ないと思ったら大間違いです。

 

もし逃げ出したフクロモモンガが野生化して大量に増えてしまったら・・・

日本固有種の別の野生動物の生息地を奪い、食料を奪い、絶滅の危機に晒してしまうかもしれません。

もしそういう問題が発覚してしまったら、野生化したフクロモモンガは捕獲→殺処分の対象になりますし、一般飼育できなくなる可能性だってあります。

 

 

 

もし逃がしてしまったら「自分が悲しい」だけじゃない。

その子が死んでしまう可能性が高いだけじゃない。

とても大きな問題に発展してしまう可能性も有るのです。

 

 

現在都内にはセキセイインコとワカケホンセイインコの群れが野生化して大量に居るそうです。

ワカケホンセイインコを知っている人は少ないと思いますがセキセイインコを知っている人は多いと思います。

身近なセキセイインコ・・・あんなにか弱い小さなセキセイインコが野生化して増え続けているのです。

 

ワカケホンセイインコなんて、鳥飼さんの中でも飼っている人はそうそう居ません。

つまり「どちらかといえば珍しい鳥」なんです。

そういう「元々少ない鳥」が野生化して増えていることも本当に不思議なことです。

 

そんな風に「有り得ない事ではない」のです。

 

 

我が家はオカメインコも飼っているので、実はベランダに網が張ってあります。

070924ベランダ1.jpg

 

ですがその後フクモモを飼い始めて「オカメインコには出れないけど、フクモモなら出てしまう」と思われる排水の穴にも網を張りました。

070924ベランダ2.jpg

 

コレでもまだ「逃げられない」とは限りません。

ドアの隙間から出てしまうかもしれませんし・・・

 

自分のため・フクモモのためにも、出来るだけ「逃げ出せない工夫」「目の届かないときはケージで過ごさせる」事が大切と思います。

 

 

 

 

今日はもう一つ記事があるよっ。

ベビーの記事はもう少し待っててね。

 

 

 

 

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春のベビーは2匹ともお迎えされました。

夏のベビーは里親さんが決定しました。

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も大きくなり、総勢12羽となりました。

興味があったら【オカメインコの日記】も見てね。