動いた!! 速い!! 完璧だ!! 今週の牡馬クラシック第1弾・皐月賞に出走するロジユニヴァースが15日、美浦トレセンで最終追い切りを行った。主戦の横山典弘騎手が手綱を取りWコースで5ハロン64秒2、ラスト12秒7の好時計を馬なりでマーク。併せた相手に4馬身先着した。3強ムードの今週、関東馬&関東のトップ騎手が主役を務めるぜ!!
全く無理していない。それでも圧巻の好時計。GI獲得に向けた完璧仕様だ。ロジユニヴァースが横山典弘騎手を背に豪快なパフォーマンスを披露した。
引き締まった筋肉から放たれる独特のオーラ。追い切り前の準備運動でも存在感抜群のロジが、美浦トレセンのWコースに登場した。僚馬ノーフォークパイン(牡5、500万下)を4馬身ほど追いかけてスタート。ムキになる素振りも見せず、ジョッキーの手綱も相棒の走る気に任せたままでほとんど動かない。それでもグイグイと伸びる。4コーナーで僚馬の外に進路を取ると、並びかける間もなく抜き去って行く。最後は流す余裕すら見せてゴールした。
前日からの雨が残って走りやすかった馬場状態を考慮しても、馬なりで5ハロン64秒2、3ハロン37秒7−12秒7をマークして4馬身先着は文句のつけようがない。「本来の追い切りができました」と萩原清調教師は納得の表情。横山典騎手も「気分良く、いい感じで走らせたかった」と手綱から伝わる感触の良さに自然と笑みがこぼれる。
追い切りを終えて引き揚げてきたロジは、まだ走り足りないと言うように駆け出す仕草を見せたが、すぐに落ち着いて体重の計量を行った。馬がストレスを感じていない証拠だ。
皐月賞と同舞台の弥生賞を無敗4連勝で完勝し、本番に臨むロジに特に死角は見当たらない。強いて挙げれば未経験の中5週という間の詰まったローテーション。「とにかく、テンションを高くしないこと。それに関してはうまくできたと思います」とトレーナー。短期放牧を挟んでリフレッシュし、最終追い切りでは主戦騎手を乗せて万全の追い切りを消化できたことで、その課題もクリアしたと判断できる。
「ロジユニヴァースが活躍することによって、関東馬の息が吹き返せばいい。関西馬を相手にして、関東馬でGIを、そしてクラシックを獲りたい」。萩原師が公言する“関東馬復権”。42勝を挙げ全国リーディング首位(15日現在)の横山典弘騎手とロジユニヴァースのコンビが、05年ディープインパクト以来となる史上17頭目の無敗の皐月賞制覇に挑む。
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