現存する最大の海亀で、絶滅の恐れが極めて高いとされるオサガメのおなかからレジ袋などのプラスチック製品が見つかる割合が1960年代後半以降、急増していることが、カナダ・トロント大などの研究グループによる20日までの調査で分かった。県内でもプラスチックごみによる海洋生物の被害が起きている。 海洋博公園管理センターなどによると、県内ではビニール等の誤飲で死んだ海亀は確認されていないが、保護された海亀のふんと一緒に排出されることがあるという。2008年6月に国頭村の海岸に上陸したアカウミガメの総排泄(はいせつ)腔から、ビニールひもの一部が出ているのが確認されている。(以下略)