ドッグフードを購入するときの注意点はたくさんありますが、肝心なドッグフードのパッケージに、全ての情報が表示されていない場合が多いので、困るかもしれません。
日本には、成分表の表示に対しての「法的」な基準もないし、刑事責任や民事責任などを取り締まる「罰則」もないので、メーカーにとって都合のいいことばかが表示されている場合が多いのです。
逆に言うと、メーカーにとって都合の悪いことは表示しなくていいのです。
しかもペットフード公正取引協議会では、「主な原材料名の多い順に表示し、その重量の合計が少なくとも80%以上にならなければなりません」とされており、要するに、使用している原材料の表示は80%分だけでいいのです。
残りの20%に何が入っていようとも、表示しなくていいのです。
ちゃんとしたフードメーカーは、原材料から保存料などについて、かなりの量の情報を表示しています。
やみくもに表示が多ければいいわけではありませんが、いいフードには飼い主様がドッグフードを判断するだけの「情報」が表示されていると思います。
判断さえできないような、曖昧な表示しかされていないドッグフードは避けましょう。
下記のような曖昧でよく分からないドッグフードは避けましょう!
ありがちな例↓(あくまで表記例です。実在しているものではありません)
・肉類(ビーフ・チキン)・野菜類・ビタミン各種
・トウモロコシ・ビーフ・大豆・肉粉・動物性油脂・植物性油脂・ミネラル
こんな表示だけのフードは買わない方が良いでしょう。
≫ポリシーやコンセプトのしっかりしているメーカーを選びましょう!
本当にいいドッグフードメーカーは、常に最新の栄養基準を取り入れ、その基準を満たす研究を重ね、原材料にまでこだわりを持って製造し、流通にまで気を使っています。
また、自社内の評価だけではなく第三者の機関に商品を検査に出して安全性を証明したり、検査機関の抜き打ち検査を定期的に受けていたり、本当に安全と言えるドッグフードを作るために、常日頃研究しているのです。
このような品質と安全性についての情報を公開しているメーカーを見つける必要があります。
≫最後に・・・・・
今あなたの横にいるワンちゃんに本当に愛情があるならば、食費をケチらないで下さい。
健康に気を使ってあげて下さい。
なるべく最後まで自力で歩ける体を維持してあげて下さい。
なるべく最後まで目が見える状態で居させてあげて下さい。
体中がかゆくて、かきむしりながら死んでしまう姿を見ないようにして下さい。
寿命を迎える前に臓器がボロボロになって、「薬漬け」になってしまうようなことはしないで下さい。
最後に苦しまないで天国に行ってもらえるようにしてあげて下さい。
大切な「命」だという事を忘れないで下さい。
今後、少しでも多くの飼い主様に「犬だって食べる物が一番大切なんだ」という意識を持って頂けるよう願っています。