同社現職の社員は忙しい業務の合間を利用して必死に英語の学習をし、職位によって求められているTOEICスコアを目指しています。ということから、中小企業向けコンサルティング会社も中小企業診断士の取得を必須としているわけでもありませんし、逆に、資格があったからといって採用するということもないわけです。例えば、10月から始まる就職ガイダンスには必ず出る学内の会社説明会には、可能な限りたくさんの企業に参加する土日に開催される合同説明会に行くなど、授業との両立を原則に「さあ、就活を始めよう。でも、資格や表面的な要件を揃えても、転職の現場ではほとんど効き目がないんです。そのような状況にある人に対して、求人企業やエージェントの中には偏見を持つ人がいます。利益がなければ賃金が払えないのだから。大手コンサルティングファームでは、豊富な業務知識を持ち、コンサルタント適性のある優秀な方を、また、若手でコンサルタント適正のある方であれば、異業種経験者であっても門戸を開いているファームもあります。求人広告のフレーズ一つで、応募する人、採用された人、そして企業自身にとっても、いい影響も悪い影響も与えられることを、理解してほしい。自分の人生に多大なる影響を与える就職活動のスタートを、そんなに悠長に構えてどうするのだろうか。
リクナビNEXT 掲載