日本でも脳の死が人の死と認められることになって
久しく立ちます。
脳死=人の死と認められる前は、
心停止=人の死となっていましたね。
そのため、コンピュータで言えば
CPUにあたる脳が完全に壊れていても、
電源にあたる心臓が動き続けていれば
生きていると判断されていたんですね。
心停止=人の死であったときは、
臓器移植というのは、とても難しいものでした。
脳死によって臓器はだんだんと衰えていくのですが、
心臓は機械によって動き続けている。
その心臓が停止したとき、臓器の鮮度を保ったまま
移植手術をするのはとても難しかったのです。
ですが、脳死=人の死となった今、
脳が死んでいれば、臓器が新鮮なまま移植手術を行うことができます。
脳死してしまった人には、かなしい現実ですが、
移植手術を待っている人間にとっては、
数少ないチャンスが増えることになり、
実に待ち遠しいものになっているわけですね。
14日、日本初の
6歳未満の患者が脳死判定をうけました。
摘出された臓器は、移植につかわれる模様だそうです。
ご家屋はとてもつらいと思いますが、
勇気ある決断だと思います。
しかし、子供の死と言うのは本当に悲しいものですね。
考えるだけで、胸が苦しくなってしまいます。